色んなメリットがある鉄のフライパン。
私もそんな鉄のフライパンの魅力に引かれ、使い始めて10年が経ちました。
初めて買った鉄のフライパンは、家族が増えた今でも現役で働いてくれています。
鉄のフライパンは、強火でも使えて食材をパリッとさせたり、ジューシーにしたりと美味しく仕上げてくれるんです。
私のお料理のレパートリーも、使いやすくなっていく鉄のフライパンと共に増えていきました。
そして、鉄のフライパンを実際に使ってみるとお手入れが簡単。
その上、初めにしっかり自分に合う物を選べたら、買いなおすことなくずっと使い続けられます。
こんなに長く使い続けられる道具なので、どの鉄のフライパンを選ぶかは大切ですね。
今回、迷っているあなたのために、鉄のフライパンの選び方についてお伝えします。
ポイントをおさえて探せば、きっとあなたも一生使える鉄のフライパンに出会えますよ。
目次
鉄のフライパンの選び方
鉄のフライパンを買うぞと思っても、たくさんの種類があってどれにすべきか悩みますよね。
そんなあなたも、鉄のフライパンを選ぶポイントがわかれば選びやすくなるんです。
では、具体的に自分に合ったフライパンを選ぶためのポイントを説明していきましょう。
大きさ選びの目安は
まずは、作る料理の量に合わせてフライパンの大きさから決めていきましょう。
鉄のフライパンは15cm~40cmの大きさまで売られていますが、サイズが大きくなるほど重くなります。
ちなみに、24cmサイズの鉄のフライパンだと重さは約1~2kg以上。
使うときは料理の重さも加わるので、1回の調理でぐったりなんて嫌ですよね。
大きさと一緒に、重さもチェックも忘れないようにしましょう。
これが、フライパンのサイズを選ぶための目安です。
- 15cm:1人
- 20cm:1~2人
- 24cm:2~3人
- 27cm以上:4人~
私の場合、20cmと28cmのフライパンを持っています。
夫の帰りが遅い時は、20cmのフライパンで1人分だけ調理。
大きな魚を買った日は28cmのフライパンで丸ごと料理して、そのまま食卓に持っていきます。
サイズが違うフライパンがあると、料理に合わせて使い分けられるので便利ですよ。
底の厚さは料理で選ぶ
鉄のフライパンは保温性が高くて、食材にムラなく火を通せるので料理が美味しくなります。
でも、どの鉄のフライパンもすべて同じではないんです。
大切なのは、鉄のフライパンの厚さ。
一般的な鉄のフライパンの厚さは、1.6mm、2.3mm、3.2mmです。
フライパンの厚さによって向いている料理が、違うので参考にして下さいね。
- 厚さ1.6mm:すぐ温まって冷めやすいので、野菜炒めなど短時間で火を通したい料理向き。
- 厚さ2.3mm:ゆっくり温まって冷めにくいので、じっくり中まで火を通したい焼き物など。
- 厚さ3.3mm:温まったら、温度が安定して冷めにくいので焼き物や揚げ物に。
厚さが2mm以上あると食材にじっくりムラなく火を通せるので、ステーキもうまく焼けます。
お値段の安い鉄のフライパンだと、厚さ1.6mm以下もありますが熱で変形しやすいので避けた方が無難です。
熱源のチェックも忘れずに
鉄のフライパンを選ぶときに、注意したいのが熱源。
フライパンによっては、直火以外は使えないものがあります。
IH対応でも、熱源がIHでは使用前の空焼きができないので、空焼き不要のフライパンを選んでくださいね。
そして熱源がIHの場合の欠点は、鉄のフライパンが大きすぎると焼きムラが出てしまうこと。
IHの熱をフライパンにムラなく伝えるためには、IHコイルの幅からはみ出さないサイズを選ぶようにしましょう。
取っ手は目的と使いやすさで選ぶ
鉄のフライパンの取っ手選びは、材質と長さも考えて選んでください。
材質は、フライパンと同じように金属製や木製・樹脂製があります。
取っ手の長さは、10~30cmほどで、取り外しができるフライパンも。
それぞれの特徴は、こんな感じです。
- 鉄製の取っ手:火加減や調理時間で熱くなることがありますが長持ち。
- 木製や樹脂製:おしゃれに見えて台所に出したままでもインテリアのよう。
- 取手がとれる:オーブンも使って調理する場合やアウトドアで便利。
取っ手を選ぶ際は、持ちやすさとフライパンを使うシーンに合わせて選んでくださいね。
特殊加工は手入れを楽にしてくれる
鉄のフライパンは手入れが大変と思われがちですが、特別な処理がいらないものが売られています。
使いやすくなるまでの手間をかけたくない人は、そういった鉄のフライパンがおすすめです。
スポンサードリンク
- シーズニングが面倒:シーズニングがいらないタイプがおすすめ。
- すぐにさびてしまう:窒化鉄性やさび止め処理されたフライパンはさびにくい。
- 焦げ付きやすい:ファイバーラインやエンボス加工など油がなじみやすいものを選ぶ。
シーズニングとは、空焼きと油ならしのことです。
鉄のフライパンは、使う程に油がなじんで焦げ付きにくくなってきます。
焦げ付きを防ぐには、特殊加工のほかにフライパンがよく温まってから油をひくのがコツです。
鉄のフライパンのメリットとデメリット
鉄のフライパンはフッ素加工のものに比べると、ひと手間かける必要があります。
初めだけ手をかけたら、後は油がなじんで使いやすくなってくるのも魅力です。
そんな鉄のフライパンのデメリットとメリットを詳しくお伝えしますね。
気になるデメリットは
昔の鉄のフライパンと比べたら、手入れが楽になるように加工されたものが増えています。
その中でも、デメリットといえばこの2つ。
- 手入れが面倒
- 重たい
手入れの面倒くささについては、特殊加工されたものを選ぶと楽です。
私が使っている鉄のフライパンも、表面にエンボスとさび止め加工がされています。
そのおかげか、初めから焦げ付きなく快適に調理できました。
洗った後も、立てかけて自然乾燥だけでさびません。
重さはフライパンの厚さと大きさによるので、厚さが薄くて軽いものがおすすめです。
嬉しいメリットは
手間がかかるイメージの鉄のフライパンですが、それ以上にメリットもあります。
鉄のフライパンの大きなメリットは3つ。
- 長く使える。
- 厚さがあれば保温性が高くムラなく火が通る。
- 強火が使える。
鉄のフライパンの大きな特徴は、何と言っても長く使えること。
大切に使えば、ずっと使い続けられます。
使い続けるほどに油が馴染んで使いやすくなるので、手放せない道具になりますよ。
食材のジュッという美味しそうな音ときれいな焼き目を見たら、急に料理の腕が上がった気分に。
これも、火加減を気にせずに使えるのは鉄のフライパンならではですね。
まとめ
なんでもマルチに使えて、便利なフライパン。
今回、その中でも鉄のフライパンの選び方ついてお伝えしました。
私の持っている鉄のフライパンは使い続けること10年。
こんなに長く使えるのは、鉄のフライパンだからですよね。
大きさや厚さなど、自分に合ったものと出会えたら大切な相棒になりますよ。
その他にも鉄のフライパンには、嬉しいメリットがあるんです。
それは、お料理を美味しくしてくれること。
お料理にあった鉄のフライパンは、ステーキだってふっくらジューシーに仕上げてくれます。
ただ注意して欲しいのは、鉄のフライパンでは厚さ選びも大切ということ。
フライパンの厚さで、得意とするお料理の種類が変わってきます。
この記事を参考に、あなたに合った一生もののフライパンを見つけてくださいね。
お料理上手になりたいあなたには、鉄のフライパンがおすすめ。
お料理するのが、楽しくなりますよ。
スポンサードリンク