結婚が決まって、どんな風に結婚式を挙げようかな~と悩んでここにたどり着いたあなた。
このページを見ている方は「結婚式の二部制」に興味はあるけど、どんなものかわからない、という方がほとんどではないでしょうか。
ここからはわかりやすく「二部制結婚式」と呼んでいきますね。
最近人気が高まりつつある二部制結婚式ですが、実際にやっている方はなかなか見かけません。
私は5年前に、実際に二部制結婚式で披露宴を行いました。
私が結婚式を行った当時、周りで二部制結婚式を行った人はいませんでした。
それでも二部制結婚式を選んだのは、メリットの方が大きいと思ったから。
そもそもどんなものかわからない。
費用が2倍かかるのでは、という不安がある方もいるかもしれません。
二部制結婚式の内容はもちろん、実際の経験も踏まえて魅力や注意点などすべてをお伝えします。
目次
結婚式の二部制とは
二部制の結婚式とは、1日で二部に結婚式を分けて「呼ぶゲストによって披露宴を分ける」結婚式のこと。
具体的には、一部で家族・親族と披露宴を行い、その後二部で友人と披露宴を行う、といった形です。
一部と二部に分かれるので「二部制結婚式」と言われています。
一部では家族・親族とゆったり披露宴を楽しみ、二部では友人と賑やかに楽しむといったように、幅広いゲストに楽しんでもらえる。
それが二部制結婚式なんです。
どちらも披露宴なので、一般的に披露宴のあとに開かれる二次会とは少し違った雰囲気になります。
二部制結婚式の当日の流れ
二部制結婚式の流れは、「挙式」をどこに入れるかで変わります。
流れは以下の3パターン。
- 挙式⇒披露宴1⇒披露宴2
- 披露宴1⇒挙式⇒披露宴2
- 挙式⇒披露宴1⇒挙式⇒披露宴2
挙式⇒披露宴1⇒披露宴2が最もメジャーなパターンです。
私もこの流れで挙式を行いました。
挙式に参列してもらいたいのは誰か、そういったところを意識すると決めやすくなりますね。
二部制結婚式の注意点
注意点は2つあります。
- 家族・親族の理解が得られるか
- 費用が通常の結婚式の1.5倍かかるかも?
二部制結婚式の人気が高まってきたとはいえ、やはりまだマイナーな結婚式のスタイルです。
そのため、家族の理解が得られるかは大事です。
冠婚葬祭にこだわる親戚がいたら、その親戚にも事前に声をかけておくとベスト。
また、一般的に二部制結婚式は費用が1.5倍かかると言われています。
これは式場によってかなり差がでてくるところですが、私が二部制結婚式を挙げるにあたって追加でかかった費用は下記の通りです。
・司会料(8万円)
披露宴を2回するので、追加で1回分の司会料が必要に。
・お花の移動費(1万円)
同じ結婚式場で披露宴会場を一部と二部で変更したので、お花を移動する費用がかかりました。
・演出の追加料金(7万円)
一部で鏡割、二部でケーキカットをしたのでその追加代金です。
私の場合は、結婚式を二部制にするにあたって追加でかかった費用はこれだけ。
意外とかからないと思いませんか。
実際私は一部と二部合わせて120名を呼びましたが、結婚式にかかった費用は410万円でした。
(大阪ではかなり有名な老舗の結婚式場)
大阪で100人規模の結婚式をすると、平均で400~600万円かかると言われています。
それを考えると、やり方次第で1.5倍もかからずに二部制結婚式を挙げられるのです。
実際に私が行った二部制結婚式の節約方法については最後にご紹介しますね。
式場によっては披露宴会場を2回借りるので、会場使用料などが追加で発生するのかもしれませんので要チェック。
二部制結婚式の魅力
二部制結婚式の魅力はたくさんあり、その中でもこの3点が大きな魅力です。
- ゲストとゆっくり過ごせる
- 二次会が必要なくなる
- 披露宴の雰囲気を変えられる
それではひとつずつご説明します。
ゲストとゆっくり過ごせる
多くのゲストを呼んでいたとしても二部にわけているので、多くのゲストと写真を撮ったり話したりする時間がもてます。
家族と友人が一緒の披露宴では、家族や親族との時間がとれないこともしばしば。
しかし、二部制結婚式では家族・親族のみの披露宴を行えば、家族ともたくさん写真が撮れます。
私のときはいとこ達や、小さいころからお世話になってるおじさん、おばさんとも思い出話などもできてすごく盛り上がりました。
二部には友人を80人呼んでいたので、もし二部制にしていなかったらかなり慌ただしく披露宴が終わっていたかもしれません。
二次会の必要がなくなる
これから結婚式のことを考える方には想像しにくいかもしれませんが、意外と二次会が大変なんです。
一般的な結婚式をした場合は、友人だけを呼んで二次会をする方が多いですよね。
しかし二次会は自分たちで全部決めないといけないので、幹事をしてくれる友人含め、新郎新婦もかなりの負担。
私も二次会の幹事を2回経験しているのですが、結婚式の日の直前まで準備が必要でした。
しかも幹事を任されていると、二次会が終わるまで気が抜けません。
ところが、友人を呼ぶ二部をカジュアルなパーティーにしたりすると、二次会の省略ができます。
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実際、二部制結婚式をする新郎新婦は二次会を開かないことがほとんど。
そうすると二次会までゲストを待たせる負担もなく、幹事をお願いすることもなくなります。
1人のプランナーさんとすべてを一気に決められるのでスムーズでした。
披露宴の雰囲気を変えられる
披露宴の雰囲気を、ゲストによってがらりと変えられるのも二部制のいいところ。
家族・親族の一部ではフォーマルに。
友人とはカジュアルに、など分けて演出が可能です。
コンセプトの違う披露宴会場を選ぶことで、全く違った雰囲気の披露宴を挙げられます。
私は午前に家族・親族と和の雰囲気の披露宴、夕方から夜にかけては友人とシックなナイトウェディングといった形で雰囲気をガラッと変えました。
また、家族や親族の前では恥ずかしいような演出も、友人だけの二部ではできるのも魅力のひとつ。
私のリアル体験談
私が二部制結婚式をした一番の理由は、「家族・親族との披露宴も楽しみたい」からです。
姉の結婚式のときに姉と撮れた写真は、親族写真だけでした。
家族だから、という理由でひな壇に写真を撮りに行くのを遠慮していたから。
後から写真を見返すと、姉の衣装替えのあと一緒に撮った写真がなくて、残念な気持ちになりました。
これは、同じ経験をした人もいるのではないでしょうか。
また私も夫も親族が多く、家族と親族だけで参列者は40名の予定に。
一般的な結婚式が60名の参列と言われている中、半分以上が親族で埋まることに頭を抱えました。
家族・親族も大事にしたい、友人ともパーティーをしたい。
そこで出会ったのが「二部制結婚式」です。
まさに私達の悩みを解決してくれる結婚式だと思いました。
両親も快諾してくれ、二部制結婚式にふさわしい結婚式場探しをスタートさせたのです。
こだわったポイント
せっかく二部制にするのだから全く違う雰囲気にしたい、でもお金はかけたくない。
これが私のこだわったポイントでした。
そこで出会った式場は50名未満で利用できる料亭、100名規模で利用できる披露宴会場、と同じ結婚式場の中で違った雰囲気を感じられるところでした。
実際に行った一部の披露宴は下記の通りです。
(参列者は家族・親族40名)
- 祝儀制
- 会場は料亭
- 料理は和食コース
- 演出は鏡割り
- 衣装は白無垢⇒色打掛
- 音楽は邦楽
一部では年配者が多いこともあり、音楽は邦楽にして馴染みのある音楽を。
再入場の曲をキャンディーズなどにしました。
これが大好評で、いまだに親戚が集まるとこの話をします。(笑)
次に二部の披露宴は下記の通りです。
(参列者は友人80名)
- 会費制
- 会場はモダンな大型披露宴会場
- 料理はフレンチフルコース
- 演出はケーキカット
- 衣装は色打掛⇒ウェディングドレス
- 音楽は洋楽
カジュアルなパーティーにするため、会費制にして引き出物はなしにしました。
友人だけなので、みんな手をたたいたり口笛を吹いたり、入場時から大盛り上がり。
最初から会場があったまっている感じでした。(笑)
また、友人とはワイワイ楽しく、と思っていたので音楽はノリのいい洋楽を流しました。
節約した方法
私が実際に節約したポイントをお話しします。
・式場へ交渉
2回披露宴を行うので、式場に値下げできるところはないか交渉しました。
午前・午後と2回披露宴を行うのは式場にもお得感があると思ったからです。
50万円以上の値下げをしてもらえました。
・映像系を節約
二部制結婚式で最もお金のかかるところは、「映像系」ではないかと思います。
映像系とは、カメラ・ビデオ・エンディングロールなどです。
これを私はすべて外部に発注しました。
これで30万円ほど値下がりしました。
カメラマンの持ち込みは、式場によって持ち込み可かどうかがわかれますので、確認が必要。
・お花は品種まで指定
お花はテーブルを華やかにしてくれるもの。
絶対に質素にはしたくありませんでした。
なので、安い品種をあらかじめ調べて、ボリュームがあって、見た目も可愛いものをピックアップしていきました。
↑ここまでくると、節約への執念がすごいですよね。
まとめ
二部制結婚式について、紹介しました。
まだまだマイナーな二部制結婚式ですが、どんなものかイメージをつかんでいただけたのではないでしょうか。
お金の不安がある人も、意外とそんなに負担は大きくないことがわかってもらえたと思います。
私自身、二部制結婚式をするまで「本当にこれでよかったのか」と不安がありました。
ですが結婚式を終えた今では、二部制結婚式にして本当によかったと心から思っています。
その理由は、やはりゲストといい時間を過ごせたから。
家族や親族ともいっぱい写真を撮れたり。
余興をやりたい、と手を挙げてくれる親族がいたり。
あらためて家族や親族とのつながりを深く感じることができました。
友人との披露宴では、こちらも酔いが回るくらいお酒を飲んでワイワイ。
家族・親族がいないから羽目を外せた、と言われたりもしました。
そして、私のわがままで衣装も3つ着ることもできました。
こんなにも結婚式に欲しいことをすべて詰め込むことができたのは、二部制結婚式を選んだから。
実は結婚式をした1年後に、私の結婚式がよかったからと言って二部制結婚式を取り入れてくれた友人もいました。
あなたも、新しい結婚式のスタイル「二部制結婚式」を是非検討してみてくださいね。
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