盆栽は、小さな鉢の中で気軽に自然の風景を楽しめるのが魅力ですよね。
大事に育てた盆栽を眺めていると、物語が広がってくるような気分になります。
しかし、観葉植物と比べると難しそうで高価なイメージ。
私も、以前は同じように感じていました。
そんな時に友人からもらったのが、5cmくらいの小さな鉢に入った盆栽。
名前もわからないその植物は、残念ながら部屋のすみで、すぐに枯れてしまいました。
あれから6年、今は高さ10cmほどのもみじを育てています。
子供が、家の裏で自然に発芽していたのを見つけて、鉢に植えたもの。
小さいながらも、紅葉して落葉、芽吹きと季節の変化を見る事ができます。
きちんと自分にあったものを選べば、盆栽を育てるのは難しくありません。
今回、私と同じ失敗をしないために、初心者さんが盆栽を選ぶためのコツをまとめました。
この記事を読んだら、あなたにあった盆栽を選べるようになりますよ。
目次
お部屋をおしゃれに見せるミニ盆栽とは
盆栽は、手入れされた小さな植物で、自然の風景を表現したアート。
小さいのにちゃんと花を咲かせたり、紅葉したりするのを見ると嬉しくなりますね。
盆栽の種類は、大きさを目安にして呼び方が決められています。
- まめ:ミニより小さいサイズ
- ミニ:10cm以内
- 小品(しょうひん):15~20cm
- 貴風(きふう):20~35cm
- 中品(ちゅうひん):35~60cm
- 大品(だいひん):60~120cm
この中で、初心者におすすめはミニ盆栽。
樹木の高さは、10cmくらいです。
小ぶりなので、お部屋にちょうどいいサイズ。
いくつか並べても場所を取らず、お部屋に合わせておしゃれにアレンジがしやすいのです。
まめサイズはさらにコンパクトですが、鉢が小さいので知らないうちに土が乾燥していることも。
初めて選ぶなら、ミニ盆栽にしましょう。
初めてミニ盆栽を選ぶ時のポイント3つ
初めに盆栽を選ぶ時、どの植物にするか迷いますよね。
ミニ盆栽の種類を選ぶポイントは3つです。
- どんな植物を育てたいか。
- 置く場所の日当たりや風通しはどうか。
- どのくらい手入れできるか。
それでは、詳しく説明していきますね。
どんな風に盆栽を楽しみたいかで選ぶ
盆栽で楽しむ植物には、3つの種類があります。
- 花実:花や実をつける。
- 緑:1年中きれいな緑の葉がある。
- 紅葉:紅葉するもの。
育てるのが簡単と言われている五葉松(ごようのまつ)は、緑を楽しむ種類。
花実では桜や姫りんご、紅葉はモミジが人気のようです。
私は紅葉など四季の変化が見たかったので、育てているモミジの盆栽がとても気に入っています。
どんな風に盆栽を楽しみたいか考えると、植物の種類を決めやすくなりますよ。
お家の日当たりと風通しに合ったものを
お部屋の日当たりの程度で、育てられる樹木の種類が変わってくるのです。
日当たりが悪いお部屋なら、日陰が好きな植物を選んで下さいね。
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- 初心者向きの松は、日当たりのいい場所が好きな種類。
- カエデや桜、藤(ふじ)は、日陰でも育てやすい樹木。
私は前に、湿気と日陰が好きそうなイメージで、コケ盆栽を育てていました。
しかし、コケは意外と湿度と明るい場所が好きな植物。
きれいなふさふさの緑をキープするのは難しいんです。
自分の住んでいる環境に合わせて、植物の種類を選ぶと、盆栽は育てやすくなります。
いくつか盆栽を育ててみると、日当たりや風通しは大切だなと実感するはず。
買う前にどんな場所が好きな植物か、チェックするのを忘れないで下さいね。
相談できるお店で買うのがおすすめ
盆栽のお手入れで毎日することは、2つのみです。
- 水やり。
- 日光浴。
盆栽には、手入れの方法や植木鉢の選び方まで細かい作法があります。
それ以外にも樹木の種類によって、芽摘みや剪定(せんてい)の方法、回数も変わってくるんです。
最低限のお手入れしかできないのであれば、手入れが少ない種類を選んでください。
でも、初めて盆栽を育てるなら、わからない事だらけですよね。
自分にあった盆栽を選ぶためにも、相談できるお店で買うのがベスト。
お店が近くにない場合は、ネットショッピングでも、買った後にメールで相談できるお店を選ぶのがおすすめです。
盆栽は、何年もかけて育てていくもの。
盆栽のプロに相談できたら、困った時も安心ですね。
私も、困ったら近くの園芸店で教えてもらいます。
初心者におすすめの樹木の種類は
初心者さんにおすすめするのは、モミジの盆栽。
じょうぶで日陰にも強く、何日間か忘れても元気です。
その上、モミジの盆栽なら紅葉から落葉、芽吹きなど1年間でダイナミックな変化を楽しめますよ。
盆栽は、苗から育てるのもいいのですが、手間がかかります。
そして、コケが寄せ植えされているものより、白砂が敷かれているものの方が世話は楽ですよ。
初心者さんは、土や肥料、鉢選びの心配がない完成したミニ盆栽を探して下さいね。
まとめ
今回、初心者さんでも自分に合った盆栽を選ぶコツをまとめました。
お部屋をおしゃれに見せて、アレンジもしやすいミニ盆栽は素敵ですね。
盆栽を始めた頃、何度も枯らしてしまうという経験をしました。
そんな私でも、子供と裏庭に芽をだしたモミジを育て始めてから、上手く世話ができるように。
そこで気づいたのが、住んでいる場所にあう植物選びが大切だということ。
自分の住んでいる場所の日当たりや風通しは、すぐに変えられません。
初心者さんでも、買う前に選び方のコツがわかれば、盆栽を育てるのがずっと楽に。
大切に育てた盆栽は、あなたに季節の移ろいをそっと教えてくれます。
遠くに行かなくても、いつでも自然の風景を感じられたら、最高ですね。
盆栽を育てると、そんな素敵な日常が、あなたを待っていますよ。
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